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ポストアポカリプスSF百合ファンタジー「明ける世界の夢見る機械」公式広報ブログにして壕野一廻個人雑記帳

帝国が衰退するということ

Twitterが壊れた件についてふわっとした感想を書きたい。「帝国」というアナロジーを使うけれど、きちんと調べて書いたわけではないジャストアイディアです。専門の方からするとおかしなことを言っている気がする。事実誤認などあったら突っ込んでください。

たぶん、Twitterにせよローマにせよ、帝国が帝国たりうるには、帝国とそれが担保するエコシステムが少なくとも大多数の人に利益を与えないといけない。 そして、帝国の衰退とは、そのエコシステムがある日突然多くの人々にとって無価値になる、という形では進行しないのではないか。自分が今ぼんやり考えているところでは、以下のようなプロセスを辿るのではないか。

  • エコシステムに依存できない事態が増える
  • 一部の人は最初から依存するのをやめて代替手段を用意する
  • エコシステムに乗っかる魅力が落ちる
  • 最初に戻る

こうして徐々に衰退している局面では、帝国の中央にいる人たちから見ると特に大きな変化は生じていないのじゃないかと思う。だけれど、気付けば中央にいる人たちも気付いてしまう。「別に今の帝国についてく必要なくない?」と。屋台骨を直接支えている人たちがいなくなれば、あとはあっという間だろう。

こうしたプロセスに1年掛かるのか、それとも100年掛かるのかは知らない。ゆっくり進行する事態だろうから、衰退し始めてから盛り返した例だってあるのかもしれない。

良くも悪くもTwitterに人生を変えられた自分なので、思い入れはある。できればうまい感じにやっていってほしいけど……。